いよいよ

半年ほど過ぎた去年の私の誕生日。

連れ君が「これ」と差し出したのはヘッドホンでした。

「あ？ありがと。でもこれは？」と？？状態の私に「これは付属でメインは◯日に届くんだけど大丈夫だよね」と続け、前から何度か話をしていた、電子ピアノとしては驚くほど安い電子ピアノのカタログを差し出したのです。

そんなに望んでいた訳でもなかったので私は「あら。へえ〜」てな感じだったのですが、なんと、息子たちが色めきだした！

無口無表情なお年頃の長男が「え？ピアノ？」とちょっと目の色を変え、次男は「ピアノ〜ピアノ〜」と小躍り。「これは母ちゃんへのプレゼントだからな」と連れ君が釘を刺してくれるほど。

そしていよいよ当日。私は仕事でちょっと遅くなりおばあちゃんに受け取りをお願いしてありました。

「ただいま〜」とおうちに入ると次男が「ピアノきたよ〜」とお出迎え。手を引かれ設置部屋に行くと長男が既にピアノ前にヘッドホン姿で座っておりました。

このピアノ、自動演奏が60曲入っていたり、音色を変えられたり、メトロノーム機能が付いていたり。でも明確なボタンのような物がなく、取説の説明もシンプルすぎておばちゃんにはちょっときつい。でも、そこは長男が解読。さっさと実際にいろいろとやってくれました。

さすが若者！頼りになる〜

かくして、その晩は自動演奏をバックに夕ご飯。なんだか優雅でセレブな感じ(安！！)。